ニキビ(尋常性ざ瘡)
ACNE

ニキビ(尋常性ざ瘡)とは

ニキビは毛穴が古い角質で詰まり、毛穴にたまった皮脂によって形成される状態で、色は白く(黒い場合もあります)面ぽう(コメド)と呼びます。面ぽう内でアクネ菌と呼ばれる細菌が繁殖することで炎症が起こり、皮膚が赤く腫れ上がったり、膿疱(膿を伴う発疹)を生じることがあります。アクネ菌は毛穴に存在する常在菌で、皮膚の弱酸性を維持し、他の有害な菌の増殖を抑える役割を果たします。ただ面ぽう内で増殖すると、にきびの悪化につながる可能性があります。月経前や便秘、ストレス、睡眠不足、不適切なスキンケアなどは、ニキビの発生や悪化を引き起こす要因となることがあります。炎症を放置しておくと瘢痕(にきび跡)が残ります。ニキビ跡を残さないために適切な治療が必要です。

ニキビ(尋常性ざ瘡)の治療方法

主に外用薬を使用した治療が行われます。近年、治療薬が次々と登場して選択肢が増えてきました。前述した白ニキビは、毛穴の詰まりが原因であり、毛穴の出口を開放する効果があるアダパレンと呼ばれる薬剤が適しています。他にも抗菌作用や角質剝離作用を有する過酸化ベンゾイル製剤は維持療法にもよく使われます。赤ニキビでは、抗生物質の塗り薬が必要となります。
治療の効果を見ながら、複数の薬剤を使用することもあります。これらの薬剤は刺激を引き起こす可能性があり、初めは塗布量を少量から開始するどの工夫が必要です。炎症が強く膿疱(皮膚に膿がたまったもの)多発する場合は、抗生物質の内服が必要な場合もあります。
状態によっては漢方薬の内服を併用することにより、治療効果が増す場合があります。

当院のニキビ(尋常性ざ瘡)の治療チャート

ニキビの状況により選択する薬剤は変更になることがあります。

ニキビ(尋常性ざ瘡)の予防方法

予防と治療の両方において、肌を清潔に保つことが重要です。にきびを触ったり潰したりすると、悪化の原因となり、にきびの痕が残る可能性があります。頬づえをついたり、顔を下にして寝たりする癖、髪が絶えず皮膚に触れている状態も刺激になるので、控えるように心がけましょう。過度な洗顔も避けましょう。基本的には朝晩の1日2回、しっかりと泡立てた石鹸(洗顔料)を使い、決してこすらずやさしく洗顔します。洗顔後には、毛穴の詰まりが起こらない(ノンコメドジェニック)化粧水や保湿剤などで肌を保湿しましょう。
メイクによる毛穴の詰まりは悪化の要因となるため、ポイントメイクで対応したり、帰宅後はできるだけ早くメイクを落とすようにしましょう。
バランスの取れた食事を心がけ、偏った食生活を避けましょう。ただし、明らかににきびが悪化すると感じる食品があれば、控えるようにしてください。
睡眠不足や疲れ、不規則な生活はホルモンバランスを乱し、にきびを悪化させる可能性があります。規則正しい生活を心がけることも大切です。

ニキビ(尋常性ざ瘡)は当院へ!

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